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事故から弱者守る注意喚起を

事故から弱者守る注意喚起を
秋の交通安全運動

今年も来週の21日から30日までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が行われる。

今回の運動は、(1)夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(2)すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底(3)飲酒運転の根絶――に重点を置いて展開する。

一人一人が交通ルールの順守とマナーを再確認し、交通安全への意識を高めるきっかけとしていきたい。

現在、交通事故の中で最も憂慮すべきことは自転車と歩行者による事故だ。

交通事故の発生件数全体が2005年以降、減少傾向にある中で、自転車事故の件数はこの10年間、15万~18万件で推移し、対人事故に限っては99年の801件から09年には2934件へ、3.7倍も増加している。自転車は身近な乗り物なだけに、早急な対策が求められる。

自転車の対人事故が急増している原因の一つとして、携帯電話や携帯音楽プレーヤーを使用した“ながら運転”が挙げられる。これでは周囲の状況が全く目に入らず、注意力も散漫となる。事故が起きるのも当然だ。

自動車運転時の携帯電話使用については、道路交通法の改正で罰則が設けられ、効果を挙げている。自転車も同法上では「軽車両」として位置付けられており、自治体によっては自転車のながら運転に対し5万円以下の罰金を設けているところもある。悪質なながら運転には自動車と同様、国としても何らかの罰則を設けることを検討すべきであろう。

ながら運転が原因で歩行者と衝突事故を起こした損害賠償訴訟では既に、歩行者に対して加害者の自転車側に数千万円単位の賠償が命じられた判決も相次いでいる。

もはや自転車事故で求められる賠償額は、自動車事故の水準に達しつつある。このため、自動車損害賠償責任保険のような強制保険を導入し、被害者救済を可能とする体制を取ることも課題だ。

一方、年々増加する高齢者の交通事故防止への取り組みも欠かせない。

交通弱者に対する自動車や自転車を運転する側の心遣いはもちろんのこと、高齢者自身も衣服や靴などに反射材を取り入れるといった事故防止の工夫をお願いしたい。

今なお後を絶たない飲酒運転についても、皆で根絶へ向けた意識を高めていくことが重要だ。

社会が一丸となって注意を喚起し、交通事故防止に努めていきたい。
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| 新聞 | 12時33分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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